少林山 新徳寺

二祖三佛忌
(にそさんぶっき)

二祖
達磨忌
(達磨大師が入滅された日)
10月5日
臨済忌
(臨済禅師が入滅された日)
1月10日
三佛忌
降誕会
(お釈迦さまが生まれた日)
4月8日
成道会
(お釈迦さまがお悟りになられた日)
12月8日
涅槃会
(お釈迦さまが入滅された日)
2月15日

年間行事

大般若祈祷会:1月7日
元来は、正月一日から三日まで毎日行われますが、新徳寺では、毎年1月7日午前10時半より行います。
大般若経六百巻の経文を、転読と言って一巻一巻読むかわりに大きくばらばらと広げ転じ、導師(住職)が第五百七十八巻目の理趣分経を読誦してご祈祷が行われます。
本堂の正面にはお釈迦様、文殊菩薩、普賢菩薩の三尊を中心にして、大般若経やその他の経典をインドから中国に伝来した西遊記で有名な玄奘三蔵法師、その苦難の旅の道中を守護した十六善神の掛け軸を掲げます。
大般若会は禅宗では唯一の祈祷行事で、五穀豊穣、国家安泰、仏運延洪、万民和楽等を祈祷します。そして、この時仏様に供える札を「般若札」といい、法要が終わったあと、檀信徒をはじめ、有縁の人たちに配ります。
家門吉祥、災除魔障などの祈りが込められた、この般若札は各家庭の一年間の護符ですから、魔除けとして家の入口、又は玄関の中に貼ってください。
新しい御札を頂いたら一年前の古い御札と入れ替えてお貼りください。
古くなった「般若札」は供養いたしますので、直接お持ち下さい。

「大般若般若札」は檀信徒でなくてもご希望があれば、どなたでもお渡ししています。
涅槃会:2月15日
涅槃会とは、お釈迦さまがお亡くなり(入滅)になられた2月15日に行われる法要です。
釈尊(お釈迦さま)は、今から約2550年前、インドのクシナガラ、沙羅双樹の林の中で八十年の生涯を閉じられたと伝えられています。
多くの弟子たちが見守る中、釈尊は
「すべてのものは皆移り変わり、必ず消滅するものである。その心理を自覚して、私の亡きあとは、私の説いた戒法・教法を基とし、何事も怠ることなく修行に励み、涅槃安楽の世界に入り、決して罪悪の業によって生死の苦海に沈むことなきよう」
と説かれて、涅槃に入られたのでした。(「自灯明 法灯明」)
涅槃とは、‘吹き消す、消滅する‘という意味で、いわゆる貪りの心、いかる心、愚痴をいう心「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」の三毒などが永遠に消え尽きた状態のことをいいます。
この日、新徳寺では「涅槃図」の掛け軸(お釈迦さまがお亡くなりになられた時の様子をあらわしたもの)を一般公開して、釈尊の遺徳を偲びつつ法要(涅槃会)を営みます。
お寺で大切な仏教行事「二祖三佛忌」のひとつです。
春季秋季彼岸:「春分の日」と「秋分の日」を中心として、前後3日間の計7日間
彼岸会は一般的にお彼岸といわれ、「春分の日」と「秋分の日」を中心として、前後3日間の計7日間のあいだに行われます。
「暑さ寒さも彼岸まで」という諺があるように、四季の区別がはっきりしている日本独自の仏教行事で日本古来の伝統行事でもあります。
彼岸とは、梵語のパーラミター(波羅密多)を意訳した「到彼岸」を略したもので、迷いや悩みの多い私たちの住む世界「此岸(しがん)」から、理想とする人間完成の悟りの世界「彼岸(ひがん)」に到るために実践しなければならない六つの徳目「六波羅密(ろくはらみつ)」を実践する期間なのです。

六波羅密とは、
① 布施(ふせ)‥お互いに尊敬し助け合いましょう。
② 持戒(じかい)‥世の中の規則を堅く守りましょう。
③ 忍辱(にんにく)‥何事も辛抱強く貫きましょう。
④ 精進(しょうじん)‥自分の勤めを真剣に励みましょう。
⑤ 禅定(ぜんじょう)‥常に心の落ち着きを保ちましょう。
⑥ 智恵(ちえ)‥信心の眼を開いて正しく見ましょう。

のことで、この行を修めた結果、彼岸に到る(しあわせになる)ことができるというものです。私たちが今こうして生きていられるのもご先祖様のおかげさま。
大切なのは「報恩謝徳」の想いです。
彼岸中にご家族みんなでお墓参りをして、ご先祖さまの供養をしましょう。
花まつり:4月8日
花まつりはお釈迦様の誕生日の事です。花で飾られたお堂の中のお釈迦様の像に甘茶をかける風習があります
弘法様:4月20日以前の日曜日
弘法様とは、日本仏教界に多大な影響を与えた高野山金剛峯寺、真言宗の開祖弘法大師(空海)のことです。
庶民の教育や社会事業にもご尽力された日本有数の思想家です。
書家としての才能も発揮され

「弘法も筆の誤り」
「弘法筆を選ばず」

など、ことわざにもなっている「仏教界のスーパースター」です。
承和2年(835年)3月21日は弘法大師様がご入定になられた日です。
弘法大師様はご入定される時に
『虚空尽き 涅槃尽き 衆生尽きなば
我が願いも尽きなむ』
(全ての生きとし生けるものが幸せになるまで祈り続けます)
とお誓いをたてられました。
旧暦の3月21日には報恩謝徳の意を込め「施しの日」として「正御影供(しょうみえく)」という弘法大師の御影を祀って供養する行事が、宗派を超えて日本全国各地の多くの寺院や地域で行われています。
各地域によって旧暦ではなく新暦の3月21日に行ったり、月遅れの4月21日、もしくは21日に近い日曜日など開催日もやり方も様々です。
明王祭:6月
トイレの神様である烏枢沙摩(うすしま)明王様をお祭りする行事です。
位牌堂大掃除:7月
有志による檀信徒の各家からお預かりしている位牌の大掃除です。
施餓鬼:8月14日
施餓鬼(せがき)の由来については、『求苦焔口餓鬼陀羅尼経(ぐくえんくがきだらにきょう)』というお経に、次の様に説かれています。

ある日、釈尊の十大弟子の一人である阿難尊者が修行をしていると、焔口餓鬼(えんくがき)という口から火を吐く鬼があらわれ、「お前は3日以内に死に、餓鬼道に堕ちるであろう」といいました。
阿難尊者は驚き、釈尊にそれより逃れる方法を聞くと、「多くの餓鬼に飲食(おんじき)を施し、さらに三宝(さんぽう)に供養するならば、その苦より離れ天上界に生まれることができるであろう」と説かれ、無量の飲食供養の仕方である「加持飲食陀羅尼(かじおんじきだらに)」を教わり、その供養をすることで阿難尊者みずからも餓鬼道に堕ちることなく、さらには多くの餓鬼も苦から救われたというものです。

こうした因縁から施餓鬼会が行われるようになったのです。
禅宗の「施食作法(せじきさほう)」の一つに生飯(さば・散飯)というのがあります。
これは、食事の時に七粒ほどの米粒を取って、供養されない亡者や、生前犯した罪のために飢え苦しんでいる多くの餓鬼に供養する作法のことです。
このように施餓鬼とは、欲深く他人を省みることなく、常に飢えて欲求不満になっている餓鬼を救うために、飲食浄水などを施す事ですが、餓鬼といっても何も亡者だけではありません。
現実に生きている人のなかにも、自分の欲望だけを追い求め、人のことなど振り返りもしない人は、餓鬼の心に染まっているといっていいでしょう。
したがって施餓鬼とは、決してあの世にいる餓鬼亡者を救うことだけではなく、みずからの内にある我執を取る事でもあるのです。
つまり、自分がしてもらって喜ぶ心を他にも分けてあげるという仏の慈悲心に目覚める事が施餓鬼会の意義といっていいでしょう。
慈悲の心、施しの心を持ち、善き行いをすることによって功徳を得て、その功徳をご先祖様へもめぐらせることで先祖供養に繋がるのであります。
元来、お盆と施餓鬼とは別の行事でしたが、現在はほとんどの禅宗の寺院ではお盆の期間中に施餓鬼会を行います。

お盆は、年に一度先祖の霊が家に帰ってきて家族と一緒に楽しいひと時を過ごし、また帰っていくという日本古来の信仰に基づく1年中で最も大きな「先祖供養」の行事です。
先祖伝来、幾世代となく続いてきたかけがえのない命、ご家族そろってご先祖様のご供養をいたしましょう。
お盆の御供物は何でもかまいません。
夏場ですので、できれば日持ちのする物が好ましいでしょう。

御供物をお飾りする準備もございますので、御供される場合は8月13日までにはお寺にお持ち下さい。
精霊送り:8月15日
お盆にお迎えした御先祖様や故人の霊をあの世に送り帰す為の儀式です。
当寺においては8月15日午後5時頃からから午後8時頃まで行います。
結界としてお盆飾りの下に敷いていた、すだれ状のゴザ(まこも)にお供え物お土産をのせ、両端をそれぞれ結び船の形にします。それを持ち送り火の火にくべます。
故人の物もこの時に御焚き上げするとよいでしょう。
有名な精霊送りは京都の五山の送り火や、長崎の精霊流しです。
成道会:12月8日
成道会とは、仏教の創立記念日とも申すべき日、お釈迦さまがお悟りを開かれた12月8日に行われる法要です。
お釈迦様は仏伝によれば29歳でご出家ののち6年間の苦しい修行をされました。
その後ブッダガヤの菩提樹の下で7日間の坐禅をされ、12月8日の暁、東天に輝く明星を見て、宇宙、人生の本質的真理を徹見し「山川草木悉皆成仏」(自分自身が仏となった時、天地も山も川も草も木もすべてが仏である)と言われ「仏陀」(覚者)となられたと記されています。
このお釈迦様の最後の坐禅のご修行にちなんで、現在でも臨済宗の修行の道場では、12月1日から8日の朝までの期間を「臘八大接心(ろうはつおおせっしん)」(臘月は12月、臘八すなわち12月8日の意)といって、不眠不休の厳しい修行を行い、釈尊への報恩、臨済宗僧侶としての自覚をたしかめるのです。美濃加茂市にある正眼寺では寒さの厳しい1月15日からこの臘八大接心を行います。
お寺で大切な仏教行事「二祖三佛忌」のひとつです。
除夜の鐘:12月31日
毎年12月31日午後11時45分頃から除夜の鐘を撞いていただけます。
「除夜の鐘」は108つ撞き鳴らします。これは、仏教で人間が「過去・現在・未来」に渡って抱く108つの煩悩をたたき出し、消滅せしめるためといわれています。

過去の行事

新徳寺開創450年並びに開基四百五十年遠忌・開山四百年遠忌:令和3年5月5日

第16世宗潤秀雄和尚大祥忌

第16世宗潤秀雄和尚小祥忌

第17世秀道滋春和尚晋山式並びに位牌堂改装:平成12年10月

第16世宗潤秀雄和尚密葬及び津葬:平成12年7月29日、9月